初期脱毛はいつまで続くのか?調べるほど分からなくなる理由と、ガイドラインが書いていること

初期脱毛の「いつまで」は、調べるほど分からなくなります。抜け毛が落ち着くまでの期間は、最短で1〜2ヶ月、最長で6ヶ月。相談を検討する目安も2ヶ月から6ヶ月まで4通りに分かれていました。3倍以上の幅がある数字を読み比べても、答えは1つに定まりません。
一方で、日本皮膚科学会の診療ガイドラインは、ミノキシジル外用の使い始めに一時的な抜け毛が起こりうることを書いています。しかも、それが治療の中止につながる恐れがあるため患者への説明が必要だ、とまで書いています。使い始める前に確かめておけることも、具体的にいくつかあります。
「初期脱毛」は、診療ガイドラインでは「休止期脱毛」という名前で書かれている
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」に、「初期脱毛」という言葉は出てきません。今回確認した3剤の添付文書・説明書にも出てきません。
ただし、それは言葉が使われていないというだけです。同じ現象は、別の名前で載っています。
ガイドラインは、患者への説明を求めている
ミノキシジルの塗り薬を扱った項の解説に、次の一文があります。
一方で,男女ともにミノキシジル外用初期に休止期脱毛がみられることがあり,これが外用中止につながる恐れがあるため,患者への説明が必要である
出典:日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版』(ミノキシジルの塗り薬は有用かを扱った項の解説)
「休止期脱毛」は、休みの期間に入った毛が抜けることを指す医学用語です。呼び名が違うだけで、現象そのものはガイドラインが扱っています。
注目したいのは後半です。抜け毛が増えることが治療の中止につながりかねないので、患者に説明しておく必要がある。つまりガイドラインは、治療を始める前に伝えておくべきこととして扱っています。
ただしガイドラインは、この現象が治療の効果を示すものだとは書いていません。触れているのは、起こりうることと、説明が必要なことの2点です。
塗り薬では、最初の12週間の抜け毛の増加を観察した研究がある
研究としては、ミノキシジルの塗り薬を使い始めてから最初の12週間に、抜け毛の量が一時的に増えたことを観察した報告があります。2%または5%のミノキシジルを24週間使った49名の記録を、後から振り返ってまとめたものです。
出典:Bi L ほか(J Dermatolog Treat. 2025;36(1):2480739・PubMed)(塗り薬を使い始めた人の抜け毛の量を24週間追った研究)
ただし、この研究が見ているのも塗り薬です。ここまでガイドラインも研究も、対象は塗り薬でそろっています。では、飲み薬についてはどうなのか。
分かっていることの量は、使っている薬によって違う
使い始めの抜け毛について、一次資料が扱っている薬は限られています。下の表で自分が使う薬を探せば、何が分かっていて何が分かっていないかを確かめられます。
| 薬 | 診療ガイドラインの推奨度 | 使い始めの抜け毛の増加を扱った記載 | 増加を報告した研究 |
|---|---|---|---|
| ミノキシジル外用(塗り薬) | A(男性型は5%・女性型は1%) | 診療ガイドラインに記載あり | あり(49名・24週の後ろ向き研究) |
| フィナステリド内服(飲み薬) | A(男性型)/D(女性型) | 添付文書に該当する記載なし | 確認できず |
| デュタステリド内服(飲み薬) | A(男性型)/D(女性型) | 添付文書に該当する記載なし※ | 確認できず |
| ミノキシジル内服(飲み薬) | D | 国内に承認薬がないため、添付文書そのものがない | 確認できず |
出典:日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版』(治療ごとの推奨度をまとめた一覧)/プロペシア錠 添付文書(PMDA電子添文)(副作用の一覧)/ザガーロカプセル 添付文書(PMDA電子添文)(副作用の一覧)
※デュタステリドの添付文書には、頻度不明の副作用として「脱毛症(主に体毛脱落)、多毛症」の記載があります。これは主に体毛が抜けることを指すもので、頭部の抜け毛が一時的に増えることとは別の話です
表の「記載なし」は、確認した文書の中に見当たらなかったという意味です。記載がないことは、起こらないことの証明ではありません。
一次資料が「何ヶ月で終わる」を教えてくれない以上、いつまでを想定内とするかは自分で決めることになります。
推奨度は、薬によってAからDまで分かれている
推奨度は、ガイドラインが治療ごとに付けた評価です。Aは行うよう強く勧めるもの、Dは行うべきではないものを指します。同じミノキシジルでも、塗り薬と飲み薬でAとDに分かれます。
女性型脱毛症でもミノキシジルの塗り薬は推奨度Aですが、ガイドラインが勧めているのは1%の製剤です。男性型の5%とは濃度が違うので、同じ「外用薬」としてまとめて読めません。
使い始めの抜け毛の増加を扱った記載があるのは、塗り薬についてだけ

フィナステリドとデュタステリドの添付文書には、頭部の抜け毛が一時的に増えることにあたる記載が見当たりませんでした。どちらももともと、医師や薬剤師に向けて書かれた文書です。ガイドラインが使い始めの休止期脱毛に触れているのも、塗り薬の項だけです。
当サイトが治療経験者193名に聞いた調査では、医療機関で受けた治療は飲み薬が176名(91.2%)、塗り薬が34名(17.6%)でした。回答した方の多くが使っていたのは飲み薬です。一方、一次資料が扱っているのは塗り薬です。
※AGA治療経験者の実態調査(編集部調べ・2026年7月・回答193名)。医療機関でAGA治療を受けた経験のある18〜59歳の男性が対象。複数回答のため合計は100%を超えます。集計結果は【2026年】AGA治療経験者193名に聞いた実態調査で公開しています
副作用そのものの詳しい解説は、この記事では行いません。ただ、添付文書に挙がっている項目だけ示しておきます。フィナステリドの添付文書は、重大な副作用として肝機能障害(頻度不明)を、その他の副作用としてリビドー減退(1〜5%未満)、勃起機能不全・射精障害・精液量減少(1%未満)を挙げています。治療を始める前に確かめておきたいことはAGA治療で後悔しないために。経験者193人の実データで見る、始める前に知っておきたいことにまとめています。
出典:プロペシア錠 添付文書(PMDA電子添文)(副作用の頻度)
ミノキシジルの飲み薬は、記載がないのではなく、文書そのものがない
国内には、AGAの治療を目的として承認されたミノキシジルの飲み薬がありません。承認されていない薬には添付文書も存在しないので、「添付文書に記載があるか」という比べ方自体が成り立ちません。ガイドラインは推奨度をDとし、行うべきではないと書いています。
ミノキシジルの飲み薬の行だけは、ほかの3行と意味が違います。「調べたが見当たらない」ではなく、「調べる対象の文書がない」という状態です。
※本記事は、国内未承認の医薬品(ミノキシジル内服薬)に言及しています。未承認医薬品による健康被害は医薬品副作用被害救済制度の対象外です。詳しくは記事末尾の「未承認医薬品に関する重要事項」をご覧ください。
一次資料は、抜け毛がいつ終わるかに触れていません。それでも記事には「何ヶ月」という数字が並びます。何をもとにした数字なのかは、記事の中では説明されていません。
期間の数字は、何のための数字かを分けてから読む
「初期脱毛は何ヶ月」という数字は、1種類ではありません。当サイトが「初期脱毛」の検索上位にある外部10媒体を読んだところ、期間の数字は3つの用途に分かれていました。ところが記事の中では、どれも同じ時間軸の数字として並んでいます。
| 何のための数字か | 外部10媒体で見かけた数字 | 一次資料での確認 |
|---|---|---|
| 相談を検討する目安 | 2ヶ月・3ヶ月・4ヶ月・6ヶ月の4通り。ほかに目安を書いていない媒体が2本 | 抜け毛が何ヶ月続いたら、という形の目安は見当たらない |
| 効果が出ているかを確かめる時点 | 上の行と同じ時間軸に並べて書かれている | 塗り薬は4ヵ月使用後から有効性が認められている。飲み薬は効果が確認できるまで通常6ヵ月 |
| 抜け毛が落ち着くまでの期間 | 最短「1〜2ヶ月」から最長「数週間〜6ヶ月」まで | 該当する記載は見当たらない |
出典:大正製薬『リアップX5』説明書(PMDA掲載)(効果がわかるまでの使用期間についての注意)/プロペシア錠 添付文書(PMDA電子添文)(服用の続け方についての注意)
※初期脱毛に関する記事の記載内容の実測(当サイト編集部調べ・2026年8月・「初期脱毛」検索上位の外部10媒体)
1媒体では、相談の目安が同じ記事の中に2つ併存していました。書き手が矛盾しているというより、用途の違う数字が同じ棚に置かれている、という形です。
いくつも記事を読むと、この3種類が混ざったまま頭に残ります。「何週間くらい続くのか」「終わる兆候は何か」という問いに、一次資料は直接答えていません。一次資料が答えているのは、「効果が出ているかを確かめる時点」のほうです。
当サイトも、ここで5通り目の数字を足すことはしません。数字そのものより、それが何の判断のための数字かを先に分けるほうが役に立ちます。用途で数字を分けている文書も、市販薬のほうに1つあります。
分けて読めるのは、期間の数字だけではありません。「どれくらい抜けるのか」という量の数字は、どこまで一次資料にたどり着けるかで分かれます。
抜ける量と見た目について、一次資料で確認できたこと
抜け毛の本数と見た目の変化は、初期脱毛について真っ先に知りたくなるところです。確認できたことと確認できなかったことが、はっきり分かれます。
正常範囲の目安は一次資料にある
| 本数の記述 | どこに書かれているか |
|---|---|
| 1日50〜100本の抜け毛は正常の範囲 | 米国皮膚科学会の一般向け解説 |
| 1日100〜200本/150〜300本/普段の2〜3倍 | 外部10媒体のうち4本。もとになった資料は示されていない |
| これ以上なら異常、という本数 | 確認した一次資料には見当たらない |
出典:米国皮膚科学会(AAD)「Do you have hair loss or hair shedding?」(1日に抜ける毛の本数の目安)
※初期脱毛に関する記事の記載内容の実測(当サイト編集部調べ・2026年8月・「初期脱毛」検索上位の外部10媒体)
正常範囲の目安までは、学会の解説にあります。ただし、これを超えたら異常という本数は載っていません。抜けた毛を数えるようにとも、この解説は勧めていません。
本数を挙げている媒体のあいだでも、100〜200本と150〜300本に割れています。当サイトはこの数値を判断の基準としては使いません。「すごい量が抜ける」という感覚を確かめようとしても、一次資料にあるのは正常範囲の目安までです。
見た目の変化について、確認できたことと確認できなかったこと
AGAが進んだときの見た目の変化は、ガイドラインに書かれています。
前頭部や頭頂部の頭髪が,軟毛化して細く短くなり,最終的には頭髪が皮表に現れなくなる現象
出典:日本皮膚科学会『男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版』(AGAとはどういう脱毛症かの説明)
これは治療をしないまま進行した場合の変化です。進行そのものの見通しは「AGAは発症したら終わり」は本当か?進行の見通し・費用・治療しない選択まで解説で扱っています。
一方、使い始めの一時的な抜け毛が見た目をどこまで変えるかを示した資料は、確認した範囲では見つかりませんでした。ここは、分かっていないと書くのが正確なところです。
したがって「スカスカになる」とも「スカスカにはならない」とも、断定できる材料がありません。抜けた毛の見た目だけで治療がうまくいっているかを判定する手順も、確認した資料の中には用意されていませんでした。
見た目で判定できないなら、自分にできるのは変化を書き留めておくことです。判定は医師に渡し、そのための材料だけを手元に残します。
ここまでは、増えた抜け毛をどう見るかの話でした。増えなかったときの心配は、まだ残っています。
初期脱毛が起きないと、効いていないのか?
初期脱毛が起きなかったことを心配すべきかどうかは、研究が何を調べたのかを見ると整理できます。
抜け毛の増え方と治療の反応の関連を報告した研究はあります。先ほどの49名の研究がそれで、増えた程度が治療の反応の目安になりうると結論づけています。
ただし、この結論が当てはまる範囲は限られています。
- 対象は塗り薬に限られています
- 関連が認められた指標は、ミノキシジルの濃度によって分かれていました
- 初期脱毛が起きなかった人がその後どうなったかは、この研究では調べられていません
出典:Bi L ほか(J Dermatolog Treat. 2025;36(1):2480739・PubMed)(抜け毛の量と治療の反応の関連についての結論)
調べられているのは「どれだけ増えたか」であって、「起きたか起きなかったか」ではありません。起きなかったことに意味があるかどうかは、まだ確かめられていない段階です。ただし、起きなかったことを心配する根拠も、確認した資料の中には見当たりませんでした。
効いているかどうかを確かめる目安は、抜け毛だけでは判定できないところに置かれています。
外用薬の説明書には、相談を検討する目安が2つ書かれている
市販のミノキシジル外用薬(第1類医薬品)の説明書は、相談したほうがよい場面を用途ごとに分けて示しています。医師の管理を受けずに自分の判断で使う人に向けたものなので、処方を受けている人の中止の判断とは前提が違います。中止の基準としてではなく、目安の作り方の見本として読めます。
抜け方の目安は、別の原因を疑うためのもの

抜け方で見る目安には、期間の条件が付いていません。
使用開始後6ヵ月以内であっても、脱毛状態の悪化や、次のような脱毛が見られた場合は、使用を中止し、この説明書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
「次のような脱毛」として挙がっているのは3つです。
- 頭髪以外の脱毛
- 斑状の脱毛
- 急激な脱毛
説明書は、その理由も添えています。
壮年性脱毛症以外の脱毛症であったり、脱毛が他の原因によるものである可能性があります。
出典:大正製薬『リアップX5』説明書(PMDA掲載)(使っていて相談したほうがよい場合の説明)
つまりこれは、初期脱毛かどうかを見分けるための基準ではありません。壮年性脱毛症以外の脱毛かもしれない、という可能性を確かめるためのものです。だから期間を待たずに当てはめる形になっています。
なお、使ってはいけない人を挙げた欄には、円形脱毛症や甲状腺疾患による脱毛など、具体的な病名が別に並んでいます。こちらは使い始める前に確かめる項目で、使っている途中の抜け毛を見分けるための一覧ではありません。
出典:大正製薬『リアップX5』説明書(PMDA掲載)(使ってはいけない人についての説明)
もう1つの目安は、6ヵ月使ったあとの改善で判断する
6ヵ月間使用して、次のいずれにおいても改善が認められない場合は、使用を中止し、この説明書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
「次のいずれ」にあたるのは4つです。
- 脱毛状態の程度
- 生毛・軟毛の発生
- 硬毛の発生
- 抜け毛の程度
4つ目の抜け毛の程度については、太い毛だけでなく細く短い抜け毛が減ることも改善の目安になる、と括弧書きで添えられています。
出典:大正製薬『リアップX5』説明書(PMDA掲載)(使っていて相談したほうがよい場合の説明)
条件は「いずれにおいても改善が認められない場合」です。4つのうち1つでも改善があれば、この目安には当たりません。細く短い抜け毛が減ることは、4つある改善の目安のうちの1つです。それだけで効いているかを判定する仕組みではありません。
ここまでは市販薬の説明書の話です。処方を受けて飲んでいる場合はどうなるのか。前提が変わります。
処方薬の場合、続けるかやめるかを決めるのは医師
フィナステリドとデュタステリドの添付文書は、医師や薬剤師に向けた文書です。抜け毛について、患者本人が受診や中止を判断するための基準は載っていません。
両方の副作用の項は、同じ一文で始まります。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと
出典:プロペシア錠 添付文書(PMDA電子添文)(副作用についての注意)/ザガーロカプセル 添付文書(PMDA電子添文)(副作用についての注意)
観察するのも、中止を決めるのも、処方した医師です。読み手が医療者だからこその書き方で、市販薬の説明書のような患者向けの目安は、そもそも想定されていません。患者本人に向けた指導事項も一部にはありますが、いずれも抜け毛とは別の事項です。
これは文書の欠陥ではなく、役割の違いです。市販薬は自分で判断して使う前提なので目安が要り、処方薬は医師が判断する前提なので指示が書かれます。
処方を受けている場合、添付文書には自分で線を引くための基準がありません。だからこそ、何を伝えるかを先に決めておくことに意味があります。決めておけることは、そう多くありません。
始める前に決めておけるのは、線引き・期間・伝え方の3つ
ここまで確かめてきたことは、始める前の準備に使えます。決めるのは治療の是非ではなく、起きたときに自分がどう動くかです。
想定外とする抜け方を決めておく
市販薬の説明書が挙げていた抜け方は、処方薬の中止基準にはできません。ただし、始める前に「これは想定内ではない」と引いておく線としては使えます。先ほどの3つに、引用文の冒頭にあった「脱毛状態の悪化」を加えた4つです。
- 頭髪以外の脱毛
- 斑状の脱毛
- 急激な脱毛
- 脱毛状態の悪化
決めておくと、実際に起きたときの行動が変わります。続けるかやめるかを自分で決める代わりに、処方元に伝えるほうへ置き換わるからです。自己判断で薬を中止せず、処方元に相談することが前提になります。
当サイトの調査では、治療を始める前に一番ためらったことが、続けている人とやめた人で違っていました。続けている126名のうち35名、やめた67名のうち27名が「副作用」と答えています。
| 治療の状況 | 回答者 | 始める前に一番ためらったことが「副作用」だった人 |
|---|---|---|
| 続けている | 126名 | 35名(27.8%) |
| やめた | 67名 | 27名(40.3%) |
※AGA治療経験者の実態調査(編集部調べ・2026年7月・回答193名)
ただし、この設問が聞いたのは治療を始める前の不安です。ここでの「副作用」が初期脱毛を指す回答かどうか、またこれが治療をやめた理由かどうかは、この調査では分かりません。開始前の不安の内訳が続けている人とやめた人で違っていた、というところまでが読み取れる範囲です。
治療を始めた年齢と、始める前のためらいについてはAGA治療、20代で始めた人は何人いたか?経験者193人に聞いた、開始年齢と治療前のためらいで扱っています。
効果の判定を保留する期間は、薬によって変わる
前半の表にある「効果が出ているかを確かめる時点」を、そのまま自分の期限として置きます。塗り薬なら4ヵ月、飲み薬なら6ヵ月です。
自分が使う薬にあたる期間までは結論を出さない、と先に決めておけば、途中の抜け毛を効果の判定材料にしなくて済みます。
処方元に伝えることを決めておく
処方元に伝える材料は3点で足ります。
- いつから増えたのか
- 普段と比べてどのくらいなのか
- 頭のどこが変わったのか
添付文書が観察を求めている相手は医師です。医師が観察できるのは診察の場だけなので、次の診察までのあいだに何が起きたかは、伝えなければ材料になりません。この3点を手元に残しておけば、診察の場で医師が判断できます。
これから処方を受けるクリニックを選ぶ段階なら、オンライン診療も含めた比較をAGAオンライン診療に対応するおすすめクリニック12選!費用相場や口コミ・評判を徹底比較にまとめています。
初期脱毛についてよくある質問
- 髪に触るたびに抜けるのはなぜですか?
- 初期脱毛は何回も起こるのですか?
- 治療を中断して再開した場合はどうなりますか?
- 市販の塗り薬でも起こりますか?
まとめ
初期脱毛の「いつまで」が調べるほど分からなくなるのは、数字の用途が混ざっているからです。相談を検討する目安なのか、効果を確かめる時点なのか、抜け毛が落ち着くまでの期間なのか。分けて読めば、割れて見えた数字の多くは別の質問への答えだと分かります。
診療ガイドラインがミノキシジル外用について患者への説明を必要だとした理由は、抜け毛が増えること自体ではありませんでした。増えた抜け毛が外用の中止につながる恐れがある、というのがその理由です。ガイドラインが警戒しているのは治療の途切れなので、始める前に決めておくのも増えたときの自分の動き方になります。
始める前にできることは3つで、決めるタイミングがそれぞれ違います。
- 受診を予約する前に、想定外とする抜け方を決めておきます。頭髪以外の脱毛、斑状の脱毛、急激な脱毛、脱毛状態の悪化の4つで、これは薬が決まる前でも引ける線です
- 薬を受け取った日に、効果の判定を保留する期間を決めておきます。塗り薬なら4ヵ月、飲み薬なら6ヵ月。どちらを使うかが決まらないと、この期間も決まりません
- 次の診察までのあいだに、いつから増えたか、普段と比べてどのくらいか、頭のどこが変わったかを書き留めます。診察と診察のあいだにしか取れない記録だからです
もう薬が手元にあるなら、上の2つは使い始める前に今日まとめて決めます。
続けるかやめるかを決めるのは、処方した医師です。準備するのは判断そのものではなく、判断してもらうための材料です。
費用の見通しはAGA治療の費用、実際のところ月いくら?193人に聞いた支払額と続けた期間に、回答者193名の内訳は【2026年】AGA治療経験者193名に聞いた実態調査にまとめています。
※AGA治療は自由診療です
【未承認医薬品に関する重要事項】
本記事は、国内で医薬品医療機器等法上の承認を得ていない医薬品に言及しています。
・未承認医薬品:ミノキシジルの内服薬(ミノキシジルタブレット)は、脱毛症の治療を目的として国内で承認されていません。
・入手経路:処方する医療機関の医師が個人輸入等により入手したものです。(参考:厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」)
・国内の承認医薬品の有無:ミノキシジルは外用薬(塗り薬)としては国内承認薬があります。
・諸外国における安全性等:米国等では高血圧治療薬として承認されていますが、脱毛症治療を目的とした承認はありません。
・医薬品副作用被害救済制度:未承認医薬品の使用による健康被害は、同制度の対象外です(国内承認薬を承認された効能・用法以外で使用する場合も、原則として対象外です)。
治療を受ける際は、医師から十分な説明を受け、リスクや副作用を理解したうえで判断してください。
