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歯のマスコットと歯科治療器具
2026/10/23

子どものおやつは虫歯の原因になる? 歯にやさしいおやつの選び方と食べ方

小児歯科

子どものおやつは虫歯の原因になる?
歯にやさしいおやつの選び方と食べ方



「チョコやグミは虫歯になりやすい?」「どんなおやつを選べばいい?」と、子どものおやつ選びに悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。休日やイベントなどで、お菓子を食べる機会が増えることもありますよね。

実は、虫歯予防で大切なのは、おやつの種類だけではありません。食べる量や回数、時間を工夫することも重要です。この記事では、歯にやさしいおやつの選び方から、家庭で実践できる虫歯予防のポイントまで、わかりやすくご紹介します。

子どものおやつは虫歯の原因になる?

結論からいうと、おやつを食べること自体が悪いわけではありません。
子どもにとっておやつは、3回の食事で不足しがちな栄養を補ったり、食べる楽しさを感じたりする大切な時間です。ただし、砂糖を多く含むお菓子を頻繁に食べる習慣には注意が必要です。






虫歯になる仕組みとは?



虫歯は、お口の中にいる細菌が、食べ物に含まれる糖分をエサにして酸をつくり、その酸によって歯が少しずつ溶かされることで起こります。

通常は、唾液が酸を弱めたり、溶け出した歯の成分を補ったりして、歯を守っています。しかし、甘いものを何度も食べたり、長時間食べ続けたりすると、唾液が歯を修復する時間が足りなくなります。その結果、歯の表面が溶ける状態が続き、やがて虫歯になってしまうのです。





虫歯になりにくいおやつ・注意したいおやつの選び方

「虫歯にならないおやつ」はありませんが、砂糖の量や食べ方を意識することで、虫歯のリスクを抑えることにつながります。


歯にやさしいおやつの具体例



普段のおやつには、砂糖を多く加えていない食品を選んでみましょう。
例えば、次のようなものがあります。

  • おにぎり
  • チーズ
  • 砂糖を加えていないヨーグルト
  • ふかし芋
  • 年齢に合った大きさに切った果物

おやつは甘いお菓子である必要はありません。


小さなおにぎりやふかし芋などは、
食事を補う間食としても取り入れやすいでしょう。

ただし、これらも食べ方や量によって虫歯のリスクは変わります。「歯にやさしい食品だから、いつでも好きなだけ食べてよい」というわけではありません。また、小さなお子さまに与える場合は、噛む力や飲み込む力に合わせて大きさ・硬さを調整してくださいね。


チョコ・グミ・キャラメルは食べても大丈夫?

チョコレートやグミ、キャラメルなど、子どもが好きなお菓子をすべて禁止する必要はありません。
ただし、砂糖を含むお菓子は食べる量や回数に注意しましょう。特にキャラメルなど歯にくっつきやすいお菓子や、飴のように長時間口に含むお菓子は、糖分が口の中にとどまりやすくなります。

大切なのは、お菓子の種類だけで判断せず、食べる量と時間を決めることです。


なお、硬い飴や弾力の強いグミなどは、年齢や食べ方によって窒息の危険もあります。安全面にも十分配慮しましょう。


ジュースなど甘い飲み物にも注意

お菓子だけでなく、ジュースや乳酸菌飲料、スポーツドリンクなどにも多くの糖分が含まれています。
特に注意したいのは、甘い飲み物を少しずつ、長時間飲み続ける習慣です。

普段の水分補給は水や麦茶などを基本にし、甘い飲み物は量や飲むタイミングを決めるとよいでしょう。





虫歯を防ぐおやつの食べ方|家庭でできる3つの工夫

おやつの選び方とあわせて、家庭でできる工夫の例を紹介します。



① おやつの時間と量を決める

おやつの時間を家庭の生活リズムに合わせて時間を決めましょう。
食べる量も、最初にお皿へ取り分けるとわかりやすくなります。


② だらだら食べを避ける

だらだらと時間を決めずいつまでもお菓子を食べたり、遊びの合間に何度も口にしたりする習慣は見直したいところです。砂糖を含む食品を頻繁に口にし続けると、歯が酸にさらされる機会が増えます。
なかなか難しいところかもしれませんが、できればおやつは時間を区切り、食べ終わったら片付ける習慣をつけていきましょう。


③ 食後の歯磨き・仕上げ磨きを習慣にする

毎日の歯磨きも大切です。特に、就寝中は唾液の分泌が減るため、寝る前は丁寧に歯を磨きましょう。まだ自分で十分に磨けないお子さまには、保護者による仕上げ磨きが必要です。

「歯磨きを嫌がる」「口を開けてくれない」とお悩みの方は、こちらの記事も参考にしてみてください。


▶
仕上げ磨き、嫌がるときはどうする?歯磨きのコツを解説|とみもと歯科医院



休日やイベントでお菓子が増えたときはどうする?


休日や誕生日、イベントごとや帰省など、普段よりお菓子を食べる機会が増えることもありますよね。そんなときも、無理にすべてのお菓子を禁止する必要はありません。

例えば、次のような工夫を取り入れてみましょう。

  • もらったお菓子は一度に食べず、少しずつ取り分ける
  • 食べる時間を決めて楽しむ
  • お菓子と一緒に飲むものは水や麦茶にする
  • 就寝前の歯磨きを大切にする

特別な日を楽しむ気持ちも大切にしながら、普段の生活では規則正しいおやつ習慣を意識していきましょう。

大切なのは、1回のおやつを必要以上に心配することではなく、毎日の食習慣を整えることです。




子どものおやつと虫歯についてよくある質問


Q1.毎日おやつを食べても大丈夫?

はい。おやつは子どもにとって、食事で不足しがちな栄養を補う役割もあります。
ただし、時間と量を決めることが大切です。おにぎりや乳製品なども取り入れながら、食事に影響しない範囲で楽しみましょう。

Q2.おやつのあと、毎回歯磨きが必要?

食後に歯磨きができればよいですが難しいこともありますよね。
そのような場合も、毎日の歯磨きは継続し、特に寝る前は丁寧に磨くことを心がけましょう。
年齢に合ったフッ素入り歯磨き粉を使うことも、虫歯予防に役立ちます。

Q3.歯磨き以外にも虫歯を予防する方法はある?

歯磨きや食習慣の見直しに加え、歯科医院でのフッ素塗布やシーラントなどがあります。
フッ素には歯の再石灰化を促すなどの働きがあり、シーラントは虫歯になりやすい奥歯の溝を歯科用の材料で覆う予防方法です。

必要な予防方法は、お子さまの年齢やお口の状態によって異なりますので、お悩みがありましたらご相談くださいね。

▶フッ素・シーラントについて
▶ とみもと歯科医院|予防歯科(フッ素塗布・シーラント)




まとめ|おやつを楽しみながら子どもの歯を守りましょう


子どもの虫歯予防では、おやつの種類だけでなく、食べる量や時間、回数を意識することが大切です。甘いお菓子を無理に禁止するのではなく、親子で続けられる習慣を少しずつ見つけていきましょう。

とみもと歯科医院では、お子さまの歯磨き方法や虫歯予防についてのご相談も承っています。
当院では歯磨きや、仕上げ磨きなどで嫌がってしまうお子さま向けに当院のアクティビティールームで、寝転んで練習していただくことが可能です。

「うちの子の歯は大丈夫かな?」と気になることがあれば、お気軽にご相談ください。






参考文献

  1. 厚生労働省 e-ヘルスネット「甘味(砂糖)の適正摂取方法」
    https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-02-012.html
  2. 日本小児歯科学会「『食育』推進についての日本小児歯科学会からの提言」
    https://www.jspd.or.jp/recommendation/article07/
  3. 日本小児歯科学会「新型コロナウイルス感染の拡大による休校措置ならびに外出自粛に伴う子ども健康状態の低下を防止するための提言」
    https://www.jspd.or.jp/recommendation/article13/
  4. こども家庭庁「窒息・誤飲事故」
    https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/handbook/content-1
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