デュタステリド（ザガーロ）はフィナステリド（プロペシア）よりも高い予防効果が期待できるお薬ですが、値段も高めなのが難点です。

AGAは継続した治療が必要なので、価格差は重要なポイント。「デュタステリドを通販で安く手に入れたい」という方も多いでしょう。

医療機関に通院して処方してもらうのに比べて、通販（オンライン購入）ではAGA治療薬が安く手軽に手に入りますが、購入先によっては偽造薬や健康被害などのリスクが伴うので注意が必要です。

そこで今回は、デュタステリド購入先の特徴や価格相場を比較し、費用・利便性・安全性の面でおすすめできる購入先を紹介します。

デュタステリドにはいろいろな種類があるので、どのデュタステリドを選んだらよいか迷われる方も多いかと思います。デュタステリドの種類の違いや自分に合った薬の選び方についても解説します。

記事の後半では、デュタステリドの効果やフィナステリドとの違い、服用時の注意点など、知っておくと役立つ基礎知識をわかりやすくまとめておきましたので、必要に応じて参考にしてください。

■デュタステリド購入はオンライン診療がおすすめ！とくにおすすめのクリニックはこちら

	料金	おすすめポイント
DMM オンライン クリニック	デュタステリド＋ミノキシジル 1ヶ月あたり3,003円～※1	初回クーポンで格安 プラン豊富 24時間対応
Oops Hair	デュタステリド（国内製） 1ヶ月あたり5,478円～※2	おしゃれなパッケージ 国内製を処方 半年プランもお得
レバクリ	デュタステリド 1ヶ月あたり2,856円～※3	長期プランが安い 2年目以降もお得 土日祝日や深夜も診療
クリニック フォア	デュタステリド（国内製） 1ヶ月あたり6,919円～※4	対面診療にも対応 オンライン実績豊富 支払い方法が多い
ゴリラ クリニック	デュタステリド外用 フィナステリド ミノキシジル内服 1ヶ月あたり4,933円～※5	対面診療にも対応 デュタステリド外用薬あり 注入治療も選択可能

※1 「3,003円」は予約ページのクーポンコード欄に「madut30plight」と入力し「発毛ライトプラン 海外製デュタステリドセット」の「定期便12ヶ月分」を利用した場合に初回限り適用（総額36,036円）
※2 「5,478円」は「6ヶ月ごとにお届け」を利用した場合に適用（総額32,868円）
※3 「2,856円」は「育毛プランEX」の「定期配送24ヶ月分」を利用した場合に適用（総額68,574円）
※4 「6,919円」は「デュタステリド 国内後発品」の「定期配送（1ヶ月ごと）」を利用した場合に適用
※5 「4,933円」は「効果実感 内服・外用コース」の「初回3ヶ月トライアル」を利用した場合に適用（総額14,800円）

※表中の価格はすべて税込
※AGAオンライン診療は保険適用外の自由診療です

デュタステリド（ザガーロ）はどこで買える？AGA治療薬通販の購入方法は2つ

薬の通販には、「Amazonなどの一般的な通販サイト」「個人輸入代行サイト」「オンライン診療」という3つの選択肢がありますが、デュタステリドを取り扱っているのは「個人輸入代行サイト」と「オンライン診療」だけです。

ここでは、各購入先の特徴を比較し、おすすめの購入方法を紹介します。

Amazonなどでの市販はなし！入手方法はオンライン診療か個人輸入代行

治療薬には「市販薬」と「処方箋薬」があり、Amazon・楽天などの一般的な通販サイトで販売されているのは「市販薬」だけです。デュタステリドは処方箋薬なので、Amazonなどでは買えません。

デュタステリドを薬効成分とするAGA治療薬には「ザガーロ」と「デュタステリド」があり、どちらも「処方箋薬」です。

薬の種類	市販薬 （一般用医薬品）	処方箋薬 （医療用医薬品）
AGA薬 の分類	ミノキシジル外用薬（男性用1～5％濃度、女性用1％濃度）のみ	市販薬のミノキシジルを除いたAGA治療薬全般（デュタステリドなど）
購入方法	通販サイトやドラッグストア店頭などで自分で選んで購入 自分で使う分を個人輸入する（2ヶ月分まで） 医師に処方してもらう（同じ作用の処方箋薬がない場合）	医師に処方してもらう（院内で購入、処方箋を持参して薬局で購入、オンライン診療で購入） 自分で使う分を個人輸入する（1ヶ月分まで）

処方箋薬であるデュタステリドを取り扱っているのは、「オンライン診療クリニック」と「個人輸入代行サイト」です。

オンライン診療クリニックでは、スマホ・PCなどのビデオ通話を通して医師が診察して薬を処方し、通販形式で薬を販売・配送します。デュタステリドを初めとしてAGA治療薬全般を扱い、国内承認済みの薬か海外製の薬かを選べるようになっているところが多いです。

処方箋薬を海外から輸入して一般向けに販売（市販）することはできませんが、個人が自分で使う分を個人的に輸入すること（個人輸入）は許されています。「オオサカ堂」などの海外製治療薬販売サイトは、「個人輸入を代行する」という形で、処方箋薬に分類される薬も取り扱っています。

おすすめはオンライン診療！個人輸入代行はリスクが大きい

オンライン診療クリニックと個人輸入代行サイトの特徴をまとめると、以下のようになります。

	オンライン診療	個人輸入代行
AGA薬の取扱	国内承認済みまたは海外製の治療薬	海外製の治療薬
価格	対面診療よりかなり安い プランによっては個人輸入代行と同程度	一番安く買える場合が多い
安全性	安全な薬のみ処方（海外製は第三者機関で成分検査実施） 診察時に医師が症状や薬の相性をチェック 不安な点は医師に相談できる	偽造薬の可能性あり 薬の選択は自己判断 健康被害などが起きても自己責任
手続き	オンラインで受診・注文	オンラインで注文（まれに輸入手続きが必要）
入手時期	最短即日～翌日	1週間～2週間後（台風などで遅れる場合あり）

価格に関しては、個人輸入代行サイトが最も安い場合が多いですが、オンライン診療でも1年分まとめて購入したりすれば個人輸入代行サイトと同程度の金額で買える場合があります（具体的な価格比較は次の章を見てください）。

個人輸入代行サイトは確かに安いですが、以下のような問題点があります（個人輸入代行のリスクに関してはのちほど詳しく解説します）。

一方、オンライン診療では国内の第三者機関で海外製治療薬の成分検査を行って安全性を確保しているところが多いです。

医師の診断のもとで自分に合った薬を選択でき、副作用などの問題が生じたときにはクリニックに直接相談ができます。

また、オンライン診療は配送が早く、最短で診察の当日～翌日に薬を入手できます。個人輸入代行サイトは注文後に海外から取り寄せる仕組みなので、時間がかかります。

オンライン診療のデメリットとして、受診が必要という点がありますが、担当医師と直通でビデオ通話をするだけなので、さほど手間はかからず、心理的にも気楽に受診できます。

価格、安全性、利便性を総合的に評価すると、個人輸入代行サイトはデメリットのほうが大きく、おすすめできません。デュタステリドはオンライン診療で入手しましょう。

デュタステリド（ザガーロ）の価格比較！月額費用を個人輸入・オンライン診療で比較

ここでは、デュタステリドの1か月あたりの費用を個人輸入代行サイトとオンライン診療で具体的に比較します。

「オオサカ堂」などの個人輸入代行サイトは最安値2,000円程度

個人輸入代行サイト2社のデュタステリドの価格を表にまとめました。

■個人輸入代行サイトのデュタステリド単体価格（2025年10月18日時点の調査結果）

サイト名	商品名・価格（30錠で1ヶ月分）
オオサカ堂	デュタス（0.5mg・300錠） 20,250円（30錠あたり2,025円） デュタボルブ（0.5mg・30錠） 1箱3,070円 3箱セット購入で1箱あたり2,275円 デュタプロス（0.5mg・30錠） 1箱4,014円 3箱セット購入で1箱あたり2,814円
アイドラッグ ストアー	アボダート（0.5mg・30錠） 2,890円 5箱セット購入で1箱あたり2,046円 デュタス（0.5mg・300錠） 21,510円（30錠あたり2,151円） デュタボルブ（0.5mg・30錠） 3,060円 3箱セット購入で1箱あたり約2,203円

※「デュタス」「デュタボルブ」「デュタプロス」「アボダート」はすべて海外製デュタステリドジェネリックの商品名
※表中の価格は税抜（個人輸入では購入金額16,666円まで非課税）

デュタステリド1ヶ月分（30錠）の購入で3,000円～4,000円程度、数ヶ月分まとめて購入で1ヶ月あたり2,000円台となっています。このあたりが個人輸入代行サイトでの標準的な最安価格です。

オンライン診療は長期プランで3,000円程度～

ここでは、オンライン診療のなかでもとくにお得な価格でデュタステリドを提供しているクリニックを取り上げます。デュタステリドとミノキシジル（内服薬）のセットプランのデータも並べてみます。

■オンライン診療のデュタステリド価格（2025年10月18日時点の調査結果）

クリニック名	デュタステリド単体の価格	デュタステリド＋ミノキシジルの価格
DMM オンライン クリニック	デュタステリド（0.6mg） 1ヶ月あたり3,117円～※1	デュタステリド（0.6mg） ＋ミノキシジル内服（5mg） 1ヶ月あたり3,003円～※2
レバクリ	デュタステリド（0.5mg） 1ヶ月あたり2,856円～※3	デュタステリド（0.5mg） ＋ミノキシジル内服（5mg） 1ヶ月あたり3,984円～※4

※1 「3,117円」は「デュタステリド単剤」の「らくらく定期便12ヶ月ごと」を利用した場合に適用（総額37,400円）
※2 「3,003円」は予約ページのクーポンコード欄に「madut30plight」と入力し「発毛ライトプラン 海外製デュタステリドセット」の「定期便12ヶ月分」を利用した場合に初回限り適用（総額36,036円）
※3 「2,856円」は「育毛プランEX」の「定期配送24ヶ月分」を利用した場合に適用（総額68,574円）
※4 「3,984円」は「発毛プランEX」の「定期配送24ヶ月分」を利用した場合に適用（総額95,634円）
※表・注記内の価格はすべて税込

このように、オンライン診療でも長期プランを利用すれば1ヶ月あたりの費用が個人輸入代行サイトと同程度か少し高いくらいですむ場合が少なくありません。

また、デュタステリドとミノキシジル内服薬のセット購入がお得なケースも多いです。AGA治療では予防薬（デュタステリドやフィナステリド）と発毛・育毛薬のミノキシジルを併用するのが基本なので、セット購入もぜひ検討してください。

デュタステリド（ザガーロ）購入におすすめのオンライン診療クリニック5選

価格・安全性・利便性などの面でとくにおすすめできるオンライン診療クリニックを5つ取り上げ、サービス内容や料金プランなどを比較しながら紹介します。紹介するすべてのクリニックで初診からオンライン診療が可能です。

なお、記載の情報は2025年10月18日時点のもので、今後変更の可能性があります。正確な情報は公式サイトで確認してください。

個人輸入がおすすめできない理由！偽物の危険性と法的リスク

ここでは、個人輸入代行サイトを利用するリスクについてくわしく解説します。個人輸入代行サイトの利用を考えている方や現に利用している方に一読をおすすめします。

偽物（偽造薬）で被害を受ける危険性がある

ED治療薬を対象にして行われた2016年の調査では、個人輸入代行サイトを通して入手された治療薬の約4割が偽造品と判明しています。

AGA治療薬については同様の調査がまだ行われていませんが、AGA治療薬はED治療薬と同じく「保険適用外で高価」「プライバシーに関わる」「個人輸入のニーズが大きい」という性質があり、偽物が発生しやすい医薬品と言えます。だいたい同じくらいの危険性があると思っておいたほうがよいでしょう。
参考：偽造品の実態｜EDケアサポート

海外製治療薬の偽物（偽造薬）には以下のようなタイプがあります。

偽造薬で受ける被害には、健康被害、金銭的損失、治療の遅れ、薄毛進行などがあります。

AGA治療では毎日一定量の治療薬を服用し続ける必要があります。偽物を入手してしまうと、たとえ健康被害は起きなかったとしても、治療が遅れたり、これまでに得られた効果が知らないうちに帳消しになって再び薄毛が進行してしまったりする結果になります。

偽物の簡単な見分け方はない（専門的な成分検査が必要）

偽物と本物を外観だけから見分けることは難しい場合が大半です。確実に本物と言えるものを横に並べて詳細に観察すれば分かるケースもあるでしょうが、そもそも「海外製の薬の確実な本物」を一般人が入手するのは困難です。

医薬品の箱や包装フィルムの印字がかすれているなど、見るからに「怪しい」とわかる品物もなかにはありますが、それはごく一部に限られます。

一般的には、偽物と本物を見分けるには専門的な成分検査が必要なので、そうした検査を定期的に行っているところで購入するようにしましょう。個人輸入代行サイトでも成分検査の結果を表示しているところがありますが、よく見ると何年も前の結果だったりします。

通関で止められ、輸入手続きなどが必要になる可能性がある

法律では、個人輸入が可能な薬の量は市販薬2ヶ月分まで、処方箋薬1ヶ月分までとされています。デュタステリドは処方箋薬なので1ヶ月分が限度です。

同時期に複数の注文を行った場合、その合計量（利用した全サイトの全注文の合計量）が問題になります。例えば、1ヶ月以内に2つの購入先からデュタステリドが1ヶ月分ずつ届いたら、2ヶ月分の輸入という判定になります。

輸入医薬品はすべて税関での調査（通関手続き）が行われており、量が制限を超えると判断された場合、荷物が税関に留め置かれて、輸入手続きを求める通知が購入者のもとに届きます。

その場合、以下のいずれかの手続きを行うことになります。

個人輸入代行サイトでは、複数箱のセットや「100錠」「300錠」のような明らかに制限を超える分量のデュタステリドが販売されていますが、こうしたものは通関で止められる可能性があります。

関税などの余分な費用がかかる場合がある

個人輸入では、購入金額が16,666円以下の場合は非課税（免税）となりますが、それを超えると「関税」「消費税」「通関手数料」がかかります。個人輸入代行サイトの価格にはこれらの費用は含まれておらず、別途支払う必要があります。
参考：ネットショッピングで海外商品を購入したらどうなるの？ 個人輸入の税金（関税・消費税）の計算方法｜税理士ドットコム 

トラブルが起きても業者は対応してくれず、海外の販売元と直接交渉が必要

個人輸入代行業者は個人輸入の代行（手伝い）を請け負っているだけで、販売元としての責任は負いません。そのため、偽物や不良品などで被害が生じたり、通関で商品の破棄・返送が必要になったりしても、返金などの対応はしてくれません。個人輸入代行サイトの利用規約にもそうしたことが明記されています。

返金や損害賠償を求めようと思ったら、海外の販売元と直接交渉するしかありません。これを個人が行うことは難しく、弁護士に代理を依頼することになる場合が多いでしょうが、そうすると多額の弁護士費用が発生します。

結局、トラブルが起きても泣き寝入りしてしまっているケースが多いと思われます。
参考：健康被害などリスクにご注意！　海外からの医薬品の個人輸入｜政府広報オンライン

デュタステリド（ザガーロ）はどれがいい？薬の違いと選び方

ここでは、デュタステリドの種類の違いと自分に合った薬を選ぶポイントを解説します。

ザガーロ（先発薬）とデュタステリド（ジェネリック）の違い

新発明の薬効成分を用いて最初に商品化された医薬品を「先発薬（先発医薬品）」と言います。「ザガーロ」は薄毛進行抑制効果のある薬効成分デュタステリドを使った先発薬です。

先発薬の特許が切れた後に、同じ薬効成分を用いて開発された薬が「ジェネリック薬（後発医薬品）」です。ジェネリック薬は薬効成分名で呼ぶ習わしなので、「ザガーロ」のジェネリックは「デュタステリド」と呼ばれます。

先発薬（ザガーロ）とジェネリック（デュタステリド）は効き目や副作用は同等ですが、以下の点で異なります。

■先発薬とジェネリックの違い

価格	ジェネリックのほうがかなり安い（開発費があまりかからないため）
剤型	錠剤、カプセル錠、発泡剤など、薬のタイプ・飲み方が変わることがある デュタステリドの場合、先発薬（ザガーロ）はカプセル錠で、ジェネリックはカプセル錠や錠剤が多い
色・形・サイズ	同じ錠型でも製品によって多少異なる
添加物	薬効成分を錠剤などの形にまとめるために付け加える成分（添加物）は製品ごとに異なる
パッケージ	箱や包装シートなどは製品によって異なる

参考：ジェネリック医薬品とは｜日本ジェネリック製薬協会

アレルギーのある方は、添加物の違いでアレルギー反応が出たり出なかったりすることがあります。「先発薬かジェネリックか」ではなくて、個々の製品がどんな添加物を含んでいるかが問題です。

これまでにどのような成分の薬を飲んでアレルギーが起きたか（どの薬なら大丈夫だったか）を医師に伝えて、薬を慎重に選ぶ必要があります。

アレルギーの問題がなければ、安いジェネリックのほうがおすすめです。

「サワイ」「トーワ」などの国内製ジェネリックと海外製ジェネリックの違い

一般的に「国内製」と呼ばれているのは「国内承認済み」治療薬のことです（製造は海外の工場で行われているかもしれません）。デュタステリドの場合、沢井製薬の「サワイ」や東和薬品の「トーワ」などが国内製ジェネリックです。

海外製ジェネリックには、「デュタス」「デュタボルブ」「デュタプロス」「デュタストロン」など多数の製品があります。

薬選択の上で重要な違いは「価格」と「安全性」です。

■国内製ジェネリックと海外製ジェネリックの違い

	国内製	海外製
価格	海外製より高い	国内製より安い （海外の高いジェネリックをわざわざ輸入したりしないため）
安全性	国内の法規制に従って安全性が確かめられている 日本人を対象にして臨床試験が行われている 品質や流通過程の管理の面で海外製より安心できる	海外の法規制に従って安全性が確かめられている（海外では承認済み） 外国人を対象にして臨床試験が行われているので、「日本人には合わない」という可能性もなくはない 品質や流通の管理が国内製より緩い可能性がある

個人輸入代行サイトでは海外製しか扱われていません。

オンライン診療クリニックでは、海外製デュタステリドについても信頼できる製造元・販売元から輸入し、国内第三者機関で成分検査を行うなどして安全性を高めているので、国内製と海外製で大差はないと思われます。

それでも、予算が許せば、安全性・信頼性を重視して国内製にこだわるのも十分合理的と言えます。

デュタステリド0.5mg錠と0.1mg錠の違い

日本で販売されているデュタステリドには、薬効成分が1錠に0.5mg配合されたものと0.1mg配合されたものがあります。0.5mg錠のほうが効き目・副作用頻度ともに高い傾向があります。

デュタステリドの副作用の発生頻度は低く、発生しても症状が軽い場合が大半なので、AGA専門クリニックでは初めから0.5mg錠を処方するのが一般的となっています。0.1mg錠は扱っていないか常備していないクリニックが多いです。

副作用の問題で0.5mg錠は続けられないという場合を除き、0.5mg錠がおすすめです。

個人輸入代行サイトで口コミ・売り上げが上位なのはどれ？

参考までに、口コミ評価順位・売れ筋順位を公表している個人輸入代行サイト「アイドラッグストアー」のデータを紹介しておきます（前立腺肥大症専用商品やデュタステリド含有量の低い商品を除いた2025年10月18日時点の順位）。

オンライン診療で購入するならどれがいい？

ここまでの話をまとめると、以下のようになります。

これらに加えて、オンライン診療では次の点もポイントになります。

デュタステリドによるAGA治療をなるべく安く始めたいという方には、「海外製デュタステリドジェネリック単体」か「海外製デュタステリドジェネリック＋ミノキシジル内服薬のお得なセットプラン」が一般的にはおすすめできます。

デュタステリド（ザガーロ）の効果と副作用をくわしく解説！

ここでは、デュタステリドの医学的な側面を解説します。治療薬のユーザーもある程度は薬の働きについて頭に入れておくと後々役に立ちます。

デュタステリドの効果｜5α還元酵素の働きを阻害してAGA進行を予防

デュタステリドは薄毛進行のメカニズムに介入し、薄毛のもとになる物質を作られにくくするお薬です。

デュタステリドは基本的には予防薬（これ以上の薄毛の進行を抑制する薬）です。毛包のミニチュア化があまり進行していない箇所では、軟毛化していた毛がデュタステリドの作用で硬毛に戻り、薄毛が改善されることもありますが、そうした効果は限定的です。

同様の作用を持つフィナステリドよりも効果が高め

フィナステリド（先発薬名「プロペシア」）も5α還元酵素を阻害する作用を持ち、デュタステリドと同じ仕組みでAGAの進行を抑制します。

5α還元酵素には「Ⅰ型」と「Ⅱ型」があり、フィナステリドは「Ⅱ型」にしか効きませんが、デュタステリドは「Ⅰ型」「Ⅱ型」の両方を阻害します。したがって、デュタステリドのほうが阻害作用が強く、より高い効果が期待できます。

効果を実感するまで通常6ヶ月程度は継続使用が必要

デュタステリドの効果を実感するまでには、通常6ヶ月程度は毎日服用を続ける必要があります。個人差があり、早い人では4週間程度で効果を実感することもあります。
参考：医療用医薬品 : デュタステリド｜KEGGデータベース

服用をやめると再び薄毛が進行

デュタステリドはAGAの原因を取り除く薬ではありません。デュタステリドの成分が体内にとどまっている間だけ、5α還元酵素の働きをブロックして、DHTが作られにくい状態を維持することができます。

薬の成分は徐々に分解されてしまうので、毎日飲み続ける必要があり、服用をやめると薄毛が再び進行してしまいます。フィナステリドも同じです。

発毛効果はないため、発毛薬ミノキシジルの併用が推奨される

デュタステリドやフィナステリドは基本的には薄毛進行予防薬で、毛を太くする育毛効果は限定的で、発毛を促す効果はありません。

「今ある薄毛」を改善する（薄毛になった部位の髪を回復する）ためには、発毛・育毛効果を持つミノキシジルの併用が必要な場合が多いです。

デュタステリドの副作用｜性欲減退やEDなど。程度は軽い場合がほとんど

デュタステリドの副作用として報告されることが多いのは、性機能障害（性欲減退・ED・射精障害）です。発生頻度は高くなく、数％程度とされています。

その他、発疹や頭痛、抑うつ気分、腹部不快感、女性化乳房（女性のように乳房が膨らむ症状）などが、まれに発生することがあります。

副作用の症状は軽い場合がほとんどです。ただし、肝機能障害のある方が服用した場合、重大な副作用（障害の悪化や黄疸）が生じる恐れがあります。

参考：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン（2017年度版）｜日本皮膚科学会
参考：医療用医薬品 : デュタステリド｜KEGGデータベース

デュタステリドの服用が禁止されている人と服用に注意が必要な人

デュタステリドの医薬品添付文書では以下のように説明されています。

デュタステリドの通販やAGA治療に関してよくある質問

最後に、デュタステリドの購入を検討する方が抱きやすい疑問点をいくつか取り上げて解説します。説明済みの話題もありますが、あらためて回答をまとめておきます。

まとめ｜自分に合ったオンライン診療クリニックと治療薬を見つけて治療を継続しましょう！

デュタステリドの通販にはオンライン診療と個人輸入代行サイトがありますが、個人輸入代行サイトは偽造薬などのリスクが大きく、おすすめできません。

デュタステリドは長期間の継続服用が求められるお薬です。偽物を入手してしまうと、治療開始が遅れたり、これまでの治療が無駄になってしまったりする恐れがあります。

オンライン診療なら手頃な価格で安全な薬を入手でき、薬の選択や副作用などの問題について手軽に専門的な相談が受けられます。ぜひ自分のライフスタイルや予算に合ったオンライン診療クリニックを見つけて、医師と相談しながら最適な薬を選び、治療を継続していってください！